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暇人の適当SS(Fate編)

注意!!この先は大変見苦しい文を見てしまう危険性があります。

あまりにも見苦しくて吐血してしまうかもしれないので
創作二次ssに耐性の無い方は見ないでください。

あくまで暇つぶし程度に見るのがおすすめです。

大丈夫な方は続きを読むからどうぞ~






       遠坂家の朝食

朝・・・それは私にとってはたいした意味の無い時間だった。
毎日決まった時間に起床し決まった事をし決まった時間に家を出る。
それはいつ何時と変わらない・・・筈だった。

つい最近までは―――

「おはよう、リン」
そう私に挨拶をするエプロン姿の白髪色黒の男、アーチャー、私のサーヴァント・・私、遠坂凛の使い魔だ。
「・・・おはようアーチャー」
「なんだまだ寝ぼけているのか、だらしがないぞ?」
そんな事を言っても仕方が無い、朝の私はいつもこうだ。
母親譲りの美しい黒髪もすっかり寝癖でぼさぼさになってしまっている。
「うるさいわね・・すぐ覚めるわよ」
そう言い私は毎朝の恒例行事をする・・・とは言ってもただ牛乳を飲むだけなのだが。
いつものように冷蔵庫から牛乳パックを取り出しコップに注ぐ、
「あら?」
注いでいた牛乳は丁度いい量を注いだところで切れてしまった。
「あー後で買いに行かないといけないわね」
朝から早速やる事が出来てしまった、めんどくさい・・
「むっ、では私が行っておこう」
「本当?じゃあお願いするわ」

私は当たり前のように頼んだが他の魔術師が見たら驚くどころでは済まないだろう、サーヴァントはただの使い魔ではない。
言うなれば戦争の為の道具だ。聖杯戦争というたった7人の魔術師とその使い魔達の戦争。
その使い魔をたかだか朝飲む牛乳が切れたぐらいで外に出す、もはや卒倒物である。
そう言う私も今では慣れたが最初は驚きのあまり頭に血が上ったくらいだ。
だがコイツはさも当然の如く言い放ちそして本当に買ってきた。
買い物どころか掃除、洗濯、家事、おやじと何でもやってくれる・・・最後のは違うか?
今だって朝食を作ってるくらいだし。マジで何者よコイツ・・・
「あぁついでに夕食の材料も買っておいてもいいかもしれんな、あとは確か・・・洗剤も切れかけていたか?」
確認なのか1人でぶつぶつと計画をたてているアーチャーを横目に牛乳を一気に飲み干す。
「ふぅ・・まぁ勝手にしてちょうだい」

ようやく目覚めてきた頭をコイツに悩まされても仕方ない、取りあえず先ほどから食欲をそそる匂いの正体でも聞いてみようか。
「ところで今日のメニューは何かしら?」
「今日は焼き鮭に大根の味噌汁に卵焼き、それとつけあわせの漬物だ」
どこか得意げな顔で説明してくれるうちの使い魔・・・なんだか戦ってる時より輝いてるぞコイツ。
「そう、じゃあ私は席で待ってた方がいいかしらね」
「あぁすぐ出来るからそうしてくれ」
本当にもうすぐ出来るのだろう、焼き鮭を取り出しあとは各々盛り付けるだけのようだ。
私はテーブルにつき適当にボーっと待つことにした。

しかしサーヴァントについての知識はいくらかあった私でも和、洋、中その他多種多様な料理の作れるサーヴァントなんて聞いたことがない。

などと自慢の黒髪を整えながら考えていたがふと思う。
「私・・・あいつが来るまで朝って何してたっけ・・・」
別に忘れた訳ではないだが正確に覚えてるわけでもない。
矛盾しているように聞こえるが実際にそうなのだから仕方が無い。
する事全てが習慣化されていて記憶に残らないのだ。
ただ決まった時間に起きて先ほどのように牛乳を飲み身支度し家を出る。
そう、アイツが来るまではそうだった、鼻歌でも歌いだしそうな勢いで朝食の準備をしているアイツが来るまでは。

「出来たぞ、リン」
「・・・あ、うん、ありがと」
思考中だったので反応が一瞬遅れてしまった。
「まさかまだ寝ぼけているのか?」
「そんな訳ないでしょ!考え事よ」
一々コイツは私に喧嘩を売ってるのかと言いたくなるがいつもの事でキリが無いのでやめておく。

「しかしこれはまた随分と・・・」
米の1粒1粒が艶々しているご飯に焼き色の綺麗な卵焼き、湯気の立つ味噌汁になんとも鮮やかな紅鮭とまさに理想的な日本の朝食といった感じである。
「今度カメラマンでも連れてこようかしら?」
「それは褒めているのか?」
「えぇ、雑誌にでも載せたいくらいだわ、遠坂家の主夫の作る今日の朝ごはん!てところかしらね」
「フッ・・それも面白いかもしれんな」
あ、スルーされた・・さっきのお返しに皮肉ってやったのに。
まぁ折角作ってもらったし冷めないうちに食べようか。
「じゃあいただきます」
早速メインの鮭を一口食べる、丁度いい塩加減でかすかな甘みが口に広がりこれは・・
「美味しいわねお世辞もなにも抜きで」
「お褒めにあずかり光栄だ」
まだ時間に余裕もあるし味わって食べるのもいいかもしれない。
こんな事以前の私なら考えもしなかっただろう。
第一私は朝食は摂らないタイプだ。
いつも牛乳くらいしか摂取しないし、稀にトースト1枚やスープを1杯飲んで出て行くくらいであった。
それがコイツが来てからは朝食を摂らないのは百害あって一理ない~なんて真剣に諭された挙句、半ば強引に食べさせられたものだが
今では1日の楽しみになっているかもしれない。
「こういうのも心の贅肉って言うのかしらね・・・」
「ん?なんの話だ?」
「別にー、なんでもないわ」
「今日の君はいつにも増しておかしいな」
「なんですってえ!?」
「おぉ落ち着きたまえリン・・どうどう」
「あたしは馬かー!」
素なのかわざとなのかコイツは本当に私を怒らせるのが好きよね。
これがマスターに対する態度なのかしら。


「ご馳走様でした」
終始こんなやり取りをしながら食べたせいか折角の朝食も大して味わえなかった、あぁ、最初の鮭だけは味わったか。
「あぁ片付けは私がしておくから君は出る用意をしているといい」
「わかったわ」
とは言っても大した用意は残っては居ないが。
手早く残りの用意を済ませるがまだかなり時間が余っていた。
「ねぇ?アーチャー」
洗い物をするアーチャーに話しかけてみる、相変わらず手馴れた手つきですこと。
「なんだね?」
「昨日の朝食は・・・トーストにベーコンエッグ、ポテトサラダにオレンジジュースだったかしら?」
「ほう、よく覚えているなリン」
「なんとなくね」
感心するアーチャーの顔はどことなくうれしそうだ。
「何かうれしそうね?」
「いや、なに、前まで朝食などいらないと言っていた君が昨日の朝食の献立を覚えているとは、ね」
「何よ?おかしいの?」
「そうではない。君が朝食の重要性を解ってくれたみたいで私も作り甲斐があると言いたいのだよ」
「まぁあれだけおいしそうな物を作られたら食べないとアンタに悪いじゃない」
なんとなく気恥ずかしいので早々にキッチンから離れる、なんかクックッと忍び笑いが聞こえたような気がするけどスルーである。

しかし自分でも驚いてはいた。
最近の朝食はパッと思い出せる、昨日だろうと一昨日だろうと関係なく。
それほど最近の朝食は私の楽しみになっているのか。

「まったく・・・」
誰でもない自分に軽くため息をつく、聖杯戦争が始まるというのに気が緩み過ぎね。
ま、楽しみがあるのは良い事だろう。
これからは何が起こるか予測が出来ない、ヘタをすれば「明日の朝」なんて来ないかもしれないのだ。
でも私は無事に明日を迎えてみせるわ、だって―――ってあれ?今何時かしら

ふと思考を停止して時計をみればそろそろ学校に向かう時間が近づいていた。
少し熟考し過ぎたわね。
「アーチャー?そろそろ時間よ」
「あぁ分かっている、悪いが君は先に外に出ていてくれ」
「ん、じゃあ玄関で待ってるわ」
私は少し急いで玄関に向かう。別に余裕はあるが少しでも速く着いた方が良いに越したことはないだろうし。
「すまない、待たせた」
玄関で靴を履き終えると同じくらいにエプロンから赤いマントに身を包んだアーチャーが来る。
「大丈夫よ、いきましょう」
頷いたアーチャーが人には見えない姿、霊体になろうとする。
こんな目立つ格好の奴は一般人には見えない方が都合が良いしね。



私はドアを開き外に出・・ってそうだ忘れてた!

「アーチャー?」
「ん?」
まだ少し視えるアーチャーに向かって、
「明日の朝食、リクエストして良いかしら?」
「あぁ、何でも言ってくれたまえ」
何でもか、益々明日が「・・・」ね。

「じゃあ明日の朝食はね――――」



さて・・朝食のリクエストもしたことだしコレを目標に今日も一日生き抜いてみせますか。










            あとがき

色んな意味で記念すべき最初のSSとなります。


しかし予想外に長くなってしまい自分の文才の無さにorz
説明不足等目立つ不備も色々・・・
まぁこんな文でも楽しんでくれた方がもしいたなら本望です。


最後にこのSSを読んでくれた方ありがとうございました。

次回は書きたいとは思っていますがそれを表す才が無いので気が向いたらまた(ぇ

それでは
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非公開コメント

No title

ゴデュファ!
まあ冗談はさておきなかなか素敵なんじゃないかしら。
「・・・」なんなんすかねきになるっすね
そして蒼様のSSを読むことを日々の楽しみとさせていただきますかね
さて、ブログの更新ともども次に期待期待。お頑張りあれww

初めましてm(_ _)m今居候中のあかね色です。二次SS読んだよ。結構良かったよ!!次回にも期待かなww

P.S.
今後とも気が向いたらコメントするわ~蒼さんwww

No title

声の主>>
読んでくれてありがとー
いやもう吊りたい気分で一杯なんで次回は未定orz
まじで気が向いたらということで。

あかね色>>
本人が隣にいるのに何してるのさw
まぁ読んでくれてありがとー
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蒼/knn

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永遠の厨二病
いつかこじらせて死ぬんじゃないかと心配する日々

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